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愛知県の調査

修学旅行研究会

 当協会では、毎年11月に中学校修学旅行研究会を実施し、修学旅行の事例研究を行っています。研究会では、県内の「尾張」、「三河」、「名古屋」3地区から毎年1校が事例発表を行い、意見交換をしています。
参加者は、3地区の修学旅行委員の校長、愛知県教育委員会、名古屋市教育委員会等で、当協会本部からも参加をしています。


2025年度 愛知県修学旅行研究会開催報告

<2025年度修学旅行研究会開催報告>
日 時:2025年11月18日(火)
場 所:名古屋都市センター会議室
発表校:蒲郡市立西浦中学校          
テーマ:「いのち輝く未来社会」に向けて、主体的に行動できる修学旅行~SDGsや多文化共生を学ぶ~

【修学旅行のねらい】
(1) 大阪万博を見学することで、「いのち輝く 未来社会」を意識し、SDGsや多文化共生について見解を広げる。
(2) 規則正しい集団生活を通して、望ましい生活習慣、保健・安全について学ぶとともに、集団生活の楽しさを味わう。
(3) 準備や当日の旅行を通して、自主的で計画的な学習態度を育てるとともに、仲間と協力する大切さを学ぶ。

【重点を置いた活動】
(1) 主体性と協働性を生かした活動(修学旅行実行委員を中心とした組織・班活動)
(2) かかわり合い活動(当事者意識・相手意識・自己決定)

【事前学習】
 (1) 1年時
 修学旅行先は東京と大阪のどちらがよいかを、生徒の希望を取り検討した。大阪方面に行くことを決めた後は、大阪には万博の他にどんなところがあるのか、何が学べるのかについての調べ学習に取り組んだ。
 (2) 2年時
 万博とは何かについて、万博協会が作成した無料の資料をもとに、万博の歴史や意義、SDGs等を考える授業を複数回行った。大阪・関西万博のテーマである「いのち輝く未来社会のデザイン」について考えた。

【修学旅行の日程】
1日目 学校⇒大阪城公園⇒学級分散(道頓堀クルーズ・サンタマリア号乗船)⇒海遊館⇒夕食⇒ホテル
2日目 ホテル⇒大阪万博⇒夕食⇒ホテル
3日目 ホテル⇒ユニバーサルスタジオジャパン⇒学校
※移動は全行程バス

【当日の活動】
 (1) 1日目
  • あいにくの雨。昼食を兼ねての大阪城公園散策は中止。大阪城を見ながらバスの中での昼食となった。学級分散の時間を十分にとれるように予定より早めに大阪城を出て、学級分散のコースへと移動した。
  • バス1台なので、途中道頓堀で1学級下車。町中の混雑する交通事情の中での下車ではあったが、とてもスムーズにできた。2学級とも、雨の中での船旅ではあったものの、道頓堀・大阪湾の風景を堪能した。
  • 海遊館での班活動は、協力しながらルール・時間を意識して観覧できた。水槽のスケールの大きさ、魚の種類の多さに感動していた。
 (2) 2日目
 宿泊地が万博会場から近かったため、団体専用受付の先頭に並ぶことができた。個々で、班に1台の携帯(万博アプリインストール済)を配付。会場前に登録・利用の仕方を旅行社からレクチャーを受ける。事前に班ごとに計画した行程に従い、パビリオンへ移動開始した。予約のいるところについては、携帯を渡されてからのわずかな時間を見つけては、予約にチャレンジしていた。成功した班もあれば、予約できずに変更を余儀なくされている班もあった。
 (3) 3日目
 2泊したホテルを出てUSJに出発。忘れ物が無いか確認した職員から、部屋に用意されたメモ用紙に、ホテルの人たちへの感謝の言葉を書き残していたという、うれしいお知らせが届いた。生徒たちの心の成長を感じた場面であった。USJでも同様に、班に渡されたスマートフォンが活躍した。事前の計画に従って、アトラクション、買い物、食事等を楽しむことができた。

【事後学習】
 事後学習では、主に振り返りと修学旅行のレポート作成を行った。スローガン「たこやき」のそれぞれの項目に沿って、達成度を自分の言葉で振り返ったり、修学旅行全体を通して、仲間の頑張りなどを見つけ、記入したりした。修学旅行後のホームルームや授業では、学年スタッフから生徒たちへの頑張りを伝えたり、思い出を共に振り返ったりした。学年通信等で生徒たちの様子や振り返りなどを保護者の方にも見ていただけるよう、共有した。

【終わりに】
 万博へ行けたことは、一生に一度の貴重な経験であった。経験したことのないような人の多さの中、臨機応変に、柔軟にプランを変更して対応する力が身についた。また、暑さや思い通りに行かない中、仲間を思いやり、もめることもなく、はぐれず、全員が予定時刻に間に合って集合できたことが、大きな成長であった。


※本報告の修学旅行については、月刊「教育旅行」2025年12月号 教育旅行研究に掲載。
※本報告の修学旅行については、月刊「教育旅行」2025年4月号 教育旅行研究に掲載。
※本報告の修学旅行については、月刊「教育旅行」2024年2月号 教育旅行研究に掲載。
※本報告の修学旅行については、月刊「教育旅行」2023年3月号 教育旅行研究に掲載。
※本報告の修学旅行については、月刊「教育旅行」2022年4月号 教育旅行研究に掲載。
※本報告の修学旅行については、月刊「教育旅行」2021年4月号 教育旅行研究に掲載。
※本報告の修学旅行については、月刊「教育旅行」2020年4月号 教育旅行研究に掲載。
※本報告の修学旅行については、月刊「教育旅行」2019年3月号 教育旅行研究に掲載。
※本報告の修学旅行については、月刊「教育旅行」2018年3月号 教育旅行研究に掲載。
※本報告の修学旅行については、月刊「教育旅行」2017年3月号 教育旅行研究に掲載。
※本報告の修学旅行については、月刊「教育旅行」2016年3月号 教育旅行研究に掲載。
※本報告の修学旅行については、月刊「教育旅行」2015年3月号 教育旅行研究に掲載。
※本報告の修学旅行については、月刊「教育旅行」2014年3月号 教育旅行研究に掲載。
※本報告の修学旅行については、月刊「教育旅行」2013年1月号 教育旅行研究に掲載。

愛知県修学旅行実施状況

修学旅行実施状況2019(平成31/令和元)年度実施分】を作成しました。
修学旅行実施状況2018(平成30)年度実施分】を作成しました。
修学旅行実施状況2017(平成29)年度実施分】を作成しました。
修学旅行実施状況2016(平成28)年度実施分】を作成しました。
修学旅行実施状況2015(平成27)年度実施分】を作成しました。
修学旅行実施状況2014(平成26)年度実施分】を作成しました。
修学旅行実施状況2013(平成25)年度実施分】を作成しました。
修学旅行実施状況【2012(平成24)年度実施分】を作成しました。
名古屋事務所(2021年1月閉所)では、愛知県教育委員会、名古屋市教育委員会、愛知県私学協会ならびに各校長会のご理解・ご協力のもと、県下の国・公・私立、小・中・高等学校の調査およびデータ集計・分析を行い、関係機関に資料としてご提供しております。
調査結果から各関係機関におきまして、より有意義な修学旅行の実現を目指すことを目的としています。
 
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