視察レポート
ミッションクリア型国際交流体験! IN 東京・お台場(2024年5月号掲載)
2024-05-10
文・写真=(公財)日本修学旅行協会 編集部 中出 三千代
月刊「教育旅行」2024年5月号掲載
※本記事中の情報は執筆当時のもので、その後変更されている場合があります。
最新情報は問い合せ先にご照会ください。
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学校現場に向け、英語学習と国際交流のプラットフォーム「World Classroom」や日本に住む外国人宅でのホームステイ体験「まちなか留学」を提供するHello World(株)。その中でも短時間で気軽に国際交流ができることで人気が高いのが「国際交流型まちなかロゲイニング」だ。このプログラムは、生徒6名とEnglish Speaker と呼ばれる外国人(以下ES)1名が1グループになり、英語を使ってさまざまなミッションをクリアしながら、交流を深めていくというもの。これまで、沖縄の首里城公園や横浜みなとみらい地区など、沖縄から北海道まで全国各地で展開してきたが、昨年12月に初めて東京・お台場エリアで行われるとのことで、実際の様子を見学させていただいた。今回このプログラムを体験したのは、沖縄県立具志川高等学校の2年生213名で、修学旅行2日目のグループ研修の一環として、午前中の半日での実施だった。
開会セレモニーが行われる広場に到着した生徒たちは、予め決められたグループの番号札を持ったESのもとに集合し、まずはこれから仲間として一緒に行動するESと緊張しながら英語での自己紹介。ESは出身地も年齢もバラバラだが、みな素敵な笑顔でフレンドリーに迎えてくれる。ESは生徒たちの拙い英語にも真剣に耳を傾け、簡単な質問をしながら緊張をほぐしてくれるので、各グループはたちまち楽しい雰囲気に包まれていく。
英語で書かれたミッション表を見ながら、各グループで作戦会議を行い、ミッションをクリアしたポイントの合計を競う。決められた時間内に、チェックポイント探しや英語での自己紹介、施設やモニュメントの紹介動画を撮影する等、様々な難易度のミッションに取り組み、運営本部が各グループから送られてきたミッション回答をチェック・採点する。しかし、獲得した点数の大小や英語力ではなく、どれだけ楽しんでESと英語でコミュニケーションを取れるかがこのプログラムのポイントで、実際、生徒たちはミッションに取り組みながら、ESとの英語でのコミュニケーションやお台場散策を心から楽しんでいた。
英語で書かれたミッション表を見ながら、各グループで作戦会議を行い、ミッションをクリアしたポイントの合計を競う。決められた時間内に、チェックポイント探しや英語での自己紹介、施設やモニュメントの紹介動画を撮影する等、様々な難易度のミッションに取り組み、運営本部が各グループから送られてきたミッション回答をチェック・採点する。しかし、獲得した点数の大小や英語力ではなく、どれだけ楽しんでESと英語でコミュニケーションを取れるかがこのプログラムのポイントで、実際、生徒たちはミッションに取り組みながら、ESとの英語でのコミュニケーションやお台場散策を心から楽しんでいた。
約2時間のロゲイニングが終了すると、再び広場に集合し、上位のグループが発表された。そして、閉会セレモニーが終わると、ESと記念写真を撮ったりと、名残惜しそうにお別れの挨拶をする様子がとても微笑ましかった。
いくつかのグループに同行させてもらったが、生徒たちが、チームメンバーと協力しながら、自分たちの英語力を駆使して、次のミッションを相談したり、道案内やスポットの説明をするなど、コミュニケーションを取りながら実践的な英語を身につけていく様子が見てとれた。また、英語圏出身でないESも多いため、自分の出身地はどんなところなのか、ES自身がどう英語を学んできたかなどを話す場面もあり、異文化理解や英語学習への意欲につながる点も多いと感じた。そして、外国人と英語で会話して楽しく過ごした時間は、生徒たちにとって深く印象に残る思い出となるだろう。
生徒たちの事後アンケートでも、「単語やジェスチャーだけでも伝わって嬉しかった」、「街を歩きながら実際に外国人の方とお話しできるのは貴重な体験だった」、「もっと話せるようになりたい」と、英語学習に対する意欲の高まりが顕著に見えている。参加者の9割が英語学習の目的意識が変わったと回答していて、学習効果の高さも伺える。
海外修学旅行の大きな目的は、英語学習と異文化理解にあるが、費用面等の課題によりまだ海外に行けない学校が多い現状で、国内かつ低費用で、その目的がある程度果たせるこのプログラムはとても魅力的だ。また、海外修学旅行の代替プログラムとしてだけでなく、その事前研修や日帰りの校外学習としても活用でき、さまざまな学校が利用できるプログラムだと感じた。
【問い合せ先】
Hello World(株)
沖縄県沖縄市中央1―7―8
TEL:050―1744―6278
e - mail: grouptour@helloworld.city
URL: https://hello-world.city/school/
いくつかのグループに同行させてもらったが、生徒たちが、チームメンバーと協力しながら、自分たちの英語力を駆使して、次のミッションを相談したり、道案内やスポットの説明をするなど、コミュニケーションを取りながら実践的な英語を身につけていく様子が見てとれた。また、英語圏出身でないESも多いため、自分の出身地はどんなところなのか、ES自身がどう英語を学んできたかなどを話す場面もあり、異文化理解や英語学習への意欲につながる点も多いと感じた。そして、外国人と英語で会話して楽しく過ごした時間は、生徒たちにとって深く印象に残る思い出となるだろう。
生徒たちの事後アンケートでも、「単語やジェスチャーだけでも伝わって嬉しかった」、「街を歩きながら実際に外国人の方とお話しできるのは貴重な体験だった」、「もっと話せるようになりたい」と、英語学習に対する意欲の高まりが顕著に見えている。参加者の9割が英語学習の目的意識が変わったと回答していて、学習効果の高さも伺える。
海外修学旅行の大きな目的は、英語学習と異文化理解にあるが、費用面等の課題によりまだ海外に行けない学校が多い現状で、国内かつ低費用で、その目的がある程度果たせるこのプログラムはとても魅力的だ。また、海外修学旅行の代替プログラムとしてだけでなく、その事前研修や日帰りの校外学習としても活用でき、さまざまな学校が利用できるプログラムだと感じた。
【問い合せ先】
Hello World(株)
沖縄県沖縄市中央1―7―8
TEL:050―1744―6278
e - mail: grouptour@helloworld.city
URL: https://hello-world.city/school/