視察レポート
屋形船で東京の名所を巡りながら「もんじゃ焼き」を堪能(2024年11月号掲載)
2024-11-11
文・写真=(公財)日本修学旅行協会 参与 小谷 周一
月刊「教育旅行」2024年11月号掲載
※本記事中の情報は執筆当時のもので、その後変更されている場合があります。
最新情報は問い合せ先にご照会ください。
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東京の下町、月島には、朝から班行動の中学生がやって来る。また夕方になると観光バスで団体が到着し、もんじゃストリートは修学旅行生で賑わう。ここに来る目的は皆、東京下町のソウルフード「もんじゃ焼き」を味わうためだ。もんじゃの由来は、江戸末期から明治にかけて、子供たちがだし汁で溶いた小麦粉で文字を鉄板に書いて覚えながら食べていたことから、と言われている。
一方、屋形船は平安時代の貴族や特権階級の遊びとして生まれ、江戸時代には、大名や豪商に、花見や月見、花火や納涼などで料亭より格式が高いと親しまれた。その後、江戸の庶民に広がり、現代につながっている。
令和の東京で、もんじゃと屋形船という二つの江戸の文化を同時に体験できるのが「元祖月島もんじゃ屋形船」だ。
一方、屋形船は平安時代の貴族や特権階級の遊びとして生まれ、江戸時代には、大名や豪商に、花見や月見、花火や納涼などで料亭より格式が高いと親しまれた。その後、江戸の庶民に広がり、現代につながっている。
令和の東京で、もんじゃと屋形船という二つの江戸の文化を同時に体験できるのが「元祖月島もんじゃ屋形船」だ。
シャトルバスで新木場桟橋へ
新木場駅(JR京葉線・東京メトロ有楽町線)から乗船場所まではシャトルバスの出迎えがある。相撲の力士の絵が描かれた赤いバスに乗り込むと、10分程で新木場桟橋に到着。受付を済ませて、建物の中にある「江戸前ミュージアム」を見学して出航を待つ。江戸時代の浮世絵師・歌川国郷の「両国大相撲繁栄之図」(嘉永六年・1853年)、元横綱千代の富士や昭和の大横綱・大鵬の三つ揃いをはじめ力士が実際に着用した化粧まわしなど、文化的な品が多く展示されている。また、担ぐことのできる神輿や実際に使用されていた軍配、日本刀や火縄銃のレプリカなどは、実際に触れて思い出に残る記念撮影ができる。
魅力的な周遊コース
熱々のもんじゃを満喫
船に乗り込み、グループ毎に鉄板のある焼台テーブルに着席。安全についての諸注意の後、飲み物が配られて全員で乾杯。いよいよ、東京名物「月島もんじゃ焼き」を中心とした創作鉄板料理がスタート。もんじゃの焼き方は、スタッフが丁寧に説明してくれる。鉄板に油を引いて熱くなったら、具材だけをスプーンで鉄板の上にかき出す。鉄板の上で具材を大ベラで細かく刻みながら炒め、火が通り、キャベツがしんなりしてきたら、ドーナツ型の土手を作り、小麦粉が溶いてあるだし汁を半分くらい中心に入れる。水分が減ってきたら、残りも入れ、具材とよく混ぜながら鉄板に広げ、火を弱めてしばし待つ。もんじゃの端がこんがりキツネ色になったら、小ベラでこすり取るようにして食べる。カリカリやとろとろで熱々の部分を、冷たい飲み物で流し込みながら食べるもんじゃはとても美味しい。鉄板を囲んだリアルコミュニケーションを楽しむことができた。
修学旅行プランのお台場コースでは、明太もんじゃ、豚天お好み焼き、焼きそば、デザートもんじゃの4種類の鉄板料理が楽しめる。コースによって品数が異なり、またアレルギー対応等もある程度は可能なので、食事内容は事前に確認・相談してほしい。
修学旅行プランのお台場コースでは、明太もんじゃ、豚天お好み焼き、焼きそば、デザートもんじゃの4種類の鉄板料理が楽しめる。コースによって品数が異なり、またアレルギー対応等もある程度は可能なので、食事内容は事前に確認・相談してほしい。
東京修学旅行の思い出作りに
元祖月島もんじゃ屋形船では、船上でクラスメートと協力しながらもんじゃ作りを楽しみ、生徒同士の絆を深めることができる。また、快適な船内でスタッフのサポートのもと、東京を代表する人気スポットを観光することもできる。クラス単位での貸切もOK。毎年全国からの修学旅行生を受け入れている実績もあるので、東京の思い出作りに「元祖月島もんじゃ屋形船」を検討してはいかがだろうか。
【問い合せ先】
元祖月島もんじゃ屋形船 江戸前汽船
TEL:03―6276―9963
e-mail:info@edomaekisen.co.jp
URL:https://edomaekisen.com/
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元祖月島もんじゃ屋形船 江戸前汽船
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